土石流から助かり病院のベッドに横たわる子ども=31日、ネパール・カトマンズ郊外(ロイター=共同)
 土石流から助かり病院のベッドに横たわる子ども=31日、ネパール・カトマンズ郊外(ロイター=共同)

 【カトマンズ共同】ネパール中部と中国チベット自治区の国境付近で起きた大規模な土石流と洪水の死者は8月31日夜、両国で計955人に達した。行方不明者は計4471人。ネパールで旅行中だった日本人家族5人の消息は依然分かっていない。2日で発生から1週間。ネパールでは1万1379人が救助されたが、人的被害は拡大しており、復旧復興の道筋は見通せない。

 ネパール側の死者は当局集計で939人、中国側は国営通信新華社が16人と報道した。行方不明者はネパールで3925人、中国で546人。ネパール外務省によると、8月31日時点で39カ国、約590人の外国人と連絡が取れていない。

 土石流災害は、国境付近にある山の氷河が崩落したことが原因とみられ、激しい濁流がネパールの川を下って多大な被害をもたらした。地球温暖化が原因との指摘も出ている。

 日本人不明者5人について、大阪市教育委員会などは31日、5人が市内在住でそのうち2人は市立小児童とみられ、5人のうち1人と同姓同名の教諭が府立学校に在籍していると明らかにした。