【ロンドン共同】英国で17日、人工知能(AI)開発をけん引する米オープンAIやアンソロピックなどの企業幹部らを集めた会合が開かれた。開催を呼びかけたチャールズ国王は、AIが悪用されれば「存亡の危険」が生じると警鐘を鳴らした。英紙フィナンシャル・タイムズは政治的な議論が続く問題に関し、国王が踏み込んで発言するのは「異例」と報じた。

 国王はAIの発展について「興味深いが、同時に非常に憂慮すべきだ」と述べ「手遅れになる前に、十分に管理する方法を整える必要がある」と指摘。「単に技術を進歩させるだけでなく、人類や社会、自然界に役立つものであり続けなければならない」と訴えた。

 会合はAIを開発・利用する上での倫理原則について議論を深めることが目的。スコットランド・カムノックにある王室関係の邸宅で開催された。参加者は他に米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)や米グーグル傘下ディープマインドのデミス・ハサビス会長、英政府関係者ら。