1954年、米国が太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験による「死の灰」で被ばくした第五福竜丸無線長の久保山愛吉さん=当時(40)=の命日に当たる23日、静岡県焼津市で追悼集会が開かれた。参加者は墓前に白菊を手向け「核のない世界を」と誓った。

 午前9時半ごろ、約160人がJR焼津駅に集まり、小雨が降る中を久保山さんの墓まで行進した。静岡市の地方公務員は「忘れてはいけない出来事。いろんな国が核を力と認識しているが、絶対に使ってはならない」と話した。

 54年3月1日、米国は太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で水爆「ブラボー」の実験を実施。乗組員23人が被ばくし、久保山さんは帰国後の9月23日に亡くなった。