記者会見する原告のサファリ・ディマン・ヘイダーさん(中央)ら=30日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
 記者会見する原告のサファリ・ディマン・ヘイダーさん(中央)ら=30日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 難民申請中に出入国在留管理庁の施設に繰り返し長期収容されたのは違法だとして、外国人男性2人が国に計約3千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は30日、国に賠償を命じた一審東京地裁判決を取り消し、請求を棄却した。「入管に裁量権の逸脱はなく、違法とは認められない」とした。

 地裁判決によると、2人は正規の滞在期間を過ぎるなどして強制退去処分となり、仮放免と再収容を繰り返された。地裁は、体調が悪化していたにもかかわらず入管施設に収容したケースがあったとして、国に計120万円の支払いを命じた。国と男性らの双方が控訴していた。