3月にオーストリアで撮影されたとされるフライドバイ機。サウジアラビアに9月30日、緊急着陸したものと同じ機体とみられる(Karl・Dittlbacher提供、ロイター=共同)
 3月にオーストリアで撮影されたとされるフライドバイ機。サウジアラビアに9月30日、緊急着陸したものと同じ機体とみられる(Karl・Dittlbacher提供、ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル行きの旅客機による9月30日のサウジアラビアへの緊急着陸を巡り、サウジ当局は拘束した操縦士の取り調べを進めている。操縦士は別の操縦士を刺した上で旅客機の墜落を企てたとみられており、イスラエル紙ハーレツはテロ攻撃の可能性があるとするイスラエル当局の見方を伝えた。動機の解明が最大の焦点となりそうだ。

 緊急着陸した旅客機の乗客は30日夜、イスラエル中部テルアビブ近郊の空港に到着し、家族らと再会した。乗客の一人は地元テレビに「操縦席から悲鳴が聞こえた後、機体が急降下した」と語った。乗客らが操縦士を拘束し、乗客として居合わせた操縦士が操縦を引き継いだと話した。乗客174人は無事だった。

 サウジ北西部タブークに緊急着陸したのはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ発テルアビブ行きのフライドバイ機。フライドバイはUAEの格安航空会社で、イスラエルメディアによると、オマーン出身の副操縦士が墜落させようとしたという。イスラエルのネタニヤフ首相は「操縦士が別の操縦士を刺し、墜落を企てた」と主張した。