2019~24年の月別過剰摂取事故発生件数
 2019~24年の月別過剰摂取事故発生件数

 若者を中心に問題になっている薬の過剰摂取(オーバードーズ、OD)を巡り、2019~24年、公益財団法人「日本中毒情報センター」(茨城県つくば市)に寄せられた計1600件超の相談を月別で抽出したところ、9月が最多だったことが3日、分かった。次が1月で、いずれも学校の長期休暇明けやその直前といった時期だった。識者は「環境の変化が影響している可能性がある。学校側は、子どもの状況を注視していくべきだ」と訴えた。

 中毒情報の収集や提供を担うセンターが常設する「中毒110番」への相談などを、国立精神・神経医療研究センターの研究班が分析した。「市販薬を意図的に摂取した事故」は、19年からの6年間で1625件に上った。うち、女性の摂取は1231件で7割超を占めた。

 事故発生日が特定できた1567件を月別で見ると、最も多いのが9月の166件だった。次いで1月が156件、10月と11月も各151件と多い傾向にある。

 年齢を特定できた相談の大半は、中高生や大学生に該当する年齢層だった。