【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)などのチームは29日、2022年に西アフリカで見つかった火星の隕石は41億年以上前に形成されたとの分析を米科学誌サイエンスに発表した。地球で見つかった火星由来の隕石の中で最古の可能性があるという。火星の表面にかつて水が存在し、微生物の生息に適した環境であったことが示唆されるという。
隕石は約800グラムで、長石と輝石を多く含む。西アフリカ・マリの砂漠で見つかった。年代は含有成分のウランの分析から推定した。
分析の結果、隕石は火星の地下でゆっくりと冷却される過程で水と反応した形跡が確認された。約45億年前に形成された火星は現在、寒冷で乾燥しているが、かつては川や湖のほか海が存在していたと考えられている。
火星由来の隕石はこれまで地上で400個以上確認されている。このうち火星誕生初期の記録を刻むのは、今回の隕石も含めて三つだけだという。























