厚生労働省が6日公表した9月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は前年同月に比べ2・2%増え、9カ月連続プラスになった。9カ月以上増加が続くのは、2016年2月~17年1月(12カ月連続)以来となる。

 給与の伸びが物価の伸びを上回る構図が続く。同省の担当者は「春闘の賃上げが影響している」と説明している。

 名目賃金に当たる現金給与総額は31万1409円で4・6%増。上昇率が4・6%以上を記録するのは1997年1月(6・6%)以来だ。9月の名目賃金の内訳では、基本給を中心とした所定内給与が3・7%増、残業代に当たる所定外給与が3・6%増となった。