米国による太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁での最大の水爆実験から3月1日で71年が経過した。日本では静岡県のマグロ漁船「第五福竜丸」などが被ばくした「ビキニ事件」として知られる。第2次世界大戦後の1946年から58年にかけてマーシャル諸島では原水爆実験が繰り返され、住民らは強制移住や放射線被ばくによる健康被害に見舞われた。放射能汚染への懸念から今も続く「避難」生活、実験で生じた放射性廃棄物を閉じ込めたコンクリート製のドーム-。核実験は人々の暮らしと環境に消せない「遺産」を残した。
米国による太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁での最大の水爆実験から3月1日で71年が経過した。日本では静岡県のマグロ漁船「第五福竜丸」などが被ばくした「ビキニ事件」として知られる。第2次世界大戦後の1946年から58年にかけてマーシャル諸島では原水爆実験が繰り返され、住民らは強制移住や放射線被ばくによる健康被害に見舞われた。放射能汚染への懸念から今も続く「避難」生活、実験で生じた放射性廃棄物を閉じ込めたコンクリート製のドーム-。核実験は人々の暮らしと環境に消せない「遺産」を残した。