兵庫県知事選に出馬し、有権者らに支持を訴えた稲村和美氏=2024年11月
 兵庫県知事選に出馬し、有権者らに支持を訴えた稲村和美氏=2024年11月

インターネット、とりわけ交流サイト(SNS)は、現代の「言論空間」となった。多くの人が表現の自由を行使できる一方で、誹謗(ひぼう)中傷やヘイトスピーチ、フェイクニュースなどが問題となっている。表現の自由を守るために、SNSを運営するプラットフォーム(PF)企業への、法律などを通じたガバナンスの重要性が増している。4月1日には、PF企業の誹謗中傷対策などの義務を定めた「情報流通プラットフォーム対処法」が施行された。SNS時代の表現の自由について慶応大の水谷瑛嗣郎准教授に聞いた。(共同通信=中村岳史)