榎本武揚が残した製造法をもとに作られたせっけん
 榎本武揚が残した製造法をもとに作られたせっけん

 戊辰戦争で函館・五稜郭を拠点に、新政府軍と戦った榎本武揚(1836~1908年)が製造法を書き記したせっけんの復刻事業に、小樽商科大(北海道小樽市)のチームが取り組んでいる。前身の小樽高等商業学校(高商)の創設に榎本が関わったとされ、沼田ゆかり教授(48)は「せっけんを通じ、北海道と縁が深いことを知ってもらえれば」とアピール。本年度中の商品化を目指す。(共同通信=出川智史)