京極発電所内のトンネルに運び込まれる日本酒=2024年10月、北海道京極町(北海道電力提供)
 京極発電所内のトンネルに運び込まれる日本酒=2024年10月、北海道京極町(北海道電力提供)

 水力発電所で日本酒を熟成したら味は変化するのか-。そんな実証事業を酒造会社などを運営する「上川大雪(かみかわたいせつ)」(札幌市)と北海道電力が共同で始めている。温度変化の少ない発電所内のトンネルに貯蔵することで酒の熟成が進むとみている。北海道での酒造りに最適な温度、湿度の環境を模索し、両社は連携協定も結んで新たな酒の価値を追求していく。(共同通信=戸田和敬)