海上自衛隊の潜水艦用エンジンでデータ改ざんがあったとして、防衛省は26日、川崎重工業を指名停止にした。だが期間はわずか2・5カ月。装備品の輸出拡大を目指す政府と防衛産業の「蜜月関係」は強まっており、影響を最小限にとどめたいとの思惑がにじむ。川重では潜水艦修理契約を巡る裏金問題など不祥事が続き、省内からは「甘い処分」「国民の理解は得られない」と批判の声が上がる。
海上自衛隊の潜水艦用エンジンでデータ改ざんがあったとして、防衛省は26日、川崎重工業を指名停止にした。だが期間はわずか2・5カ月。装備品の輸出拡大を目指す政府と防衛産業の「蜜月関係」は強まっており、影響を最小限にとどめたいとの思惑がにじむ。川重では潜水艦修理契約を巡る裏金問題など不祥事が続き、省内からは「甘い処分」「国民の理解は得られない」と批判の声が上がる。