「赤い家」の再建に必要な改修箇所を解説するジョエル・リコさん=2025年12月、マニラ(共同)
 「赤い家」の再建に必要な改修箇所を解説するジョエル・リコさん=2025年12月、マニラ(共同)

 フィリピンの首都マニラから北約50キロ、周囲に水田の広がるサンイルデフォンソに廃虚となった2階建ての洋館がある。太平洋戦争中、旧日本軍による集団性暴力の現場となった。特徴的な外壁の色から「赤い家」と呼ばれる。侵略被害の歴史を象徴する代表的な戦争遺跡だが、財政面で保存や再建は困難に直面し、完全に倒壊するのは時間の問題とみられている。