氷点下4度の中、ベビーカーを押して長女の2カ月健診に向かう
氷点下4度の中、ベビーカーを押して長女の2カ月健診に向かう

 早いもので、昨年秋にニューヨーク(NY)で長女を出産してから2カ月がたった。9年前に西宮で長男を出産した際は、実家の近くに家を借りて親に頼って子育てをしていたので、あまり大変だと思わなかったが、今回は異国の地NYで、そして親や親戚など誰も頼る人がいない状態で子育てをする大変さを毎日痛感している。昔は祖父母とともに3世代が一緒に暮らし、それぞれが皆助け合って暮らしていたのかと思うと、特に子どもが小さい時はとても理にかなっているような気がする。幼い頃から親だけの視点ではなく、さまざまな大人の価値観に触れることができるのは、大人になってから選択肢の幅も広がるだろう。家族だけではなく、ご近所のおじちゃんおばちゃんと触れ合う機会も、子どもたちにとってはコミュニケーション能力を培うための大切な経験なんだと思うが、年々物騒になる世の中ではそれも難しくなってきてるのかもしれない。でもやっぱり、ご近所付き合いって良いものよね、そんな風に思ったNYの素敵(すてき)な文化をぜひご紹介したい。