一冊、一冊…いつしか、心の貯蓄に(撮影・丸山桃奈)
一冊、一冊…いつしか、心の貯蓄に(撮影・丸山桃奈)

 気が小さい質(たち)なので、お金は使うより貯金しておく方が落ち着く。社会人になった時、お給料とボーナスから決まった額を貯蓄に回せるシステムがあり、私は同期の中で最も高い金額を設定していた。もちろん、高いといっても微々たるものである。