第2部 家に帰ろうよ。

私たちは、どこで死を迎えるのだろう。かつては自宅で亡くなる人が大半だったが、今は病院や施設という人が8割を超す。シリーズ第一部の取材で訪れた介護施設やホームホスピスで、私たちは「家に帰りたい」という声を少なからず聞いた。それぞれ事情はあるし、家族の考え方も違う。住み慣れたわが家で人生をしまうことは難しいのだろうか。「いのちをめぐる物語」第二部は、自宅での最期を見つめる。最初に、病院から家に戻ることを選んだ小野市の女性と家族の物語を届けたい。(中島摩子、紺野大樹、田中宏樹)
(22)病院で刻む夫婦の時間2019/9/3
(21)わが家、大工人生の集大成2019/9/2
(20)生ききった姿に「後悔ない」2019/9/1
(19)「もうダメやな」覚悟の入院2019/8/31
(18)「死ぬ準備、そろそろせな」2019/8/30
(17)最期まで、一分一秒楽しむ2019/8/29
(16)「帰りたい」と言える世に2019/8/27
(15)自宅に戻ればみんな喜ぶ2019/8/26