受験勉強はもちろん、日々の学習において最も大切なのは「時間」とその「使い方」です。最近では若い世代を中心に「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が定着し、限られた時間をいかに有効に活用するかが、結果を左右する時代となりました。では、この「タイパ」を最大化するために、いま注目を集めている学習方法があるのをご存じでしょうか。

■オンラインを活用して、移動時間を復習やリフレッシュに

(miya227/stock.adobe.com)

 その答えは「オンライン学習」です。

 小中学生の六割以上、地域によっては80%近くの子どもたちが学習塾や習い事に通う中、通塾時間の約20%(40分以上)を移動に費やしているケースも少なくありません。

 もし、その時間を英単語を覚える時間や、学校で習った内容の復習に使えたなら-。

 あるいは、リフレッシュや家族との会話の時間に充てることで、生活にゆとりが生まれ、学習への集中力が高まるかもしれません。

■タイパだけじゃない!オンライン学習のメリット

 オンライン学習の利点は、タイパの向上だけにとどまりません。対面授業では一度きりの説明も、オンラインでは録画を繰り返し視聴でき、理解が深まります。

 特に理科や社会などのいわゆる「暗記科目」との相性が良く、効率的に成績を伸ばす小中学生が増えています。

 さらに近年は、英語や数学といった主要科目でもオンライン指導の進化に伴って、受講者の成績が大幅に向上している生徒が多数出ており、オンライン塾を選ぶ生徒も年々増加しています。

■学習もアナログからデジタルへ

 時代の変化とともに、学びの形もアナログからデジタルへと広がっています。新しいことに挑戦するとき、不安を感じることもありますが、「まずはやってみる」ことで新しい可能性が見えるものです。

 オンライン学習が、お子さまの未来を切り拓く一歩になるかもしれません。ぜひ一度、この冬に体験してみてはいかがでしょうか。

<執筆者>株式会社創造学園執行役員・宮崎 圭司
 株式会社創造学園が運営する集団指導塾「エディック」の神戸エリアで校長を歴任。多くの生徒を長田高校へ導くなど、卓越した指導実績を誇る。算数・数学のみならず、全教科に通じる学習姿勢の指導にも定評があり、「厳しさの中にも温かさのある授業」で生徒・保護者から厚い信頼を得てきた。現場指導にとどまらず、採用部・研修部では講師育成や新卒採用支援にも携わり、学生と企業をつなぐ就職支援プロジェクト「Match Up!新卒」を立ち上げるなど、教育の枠を超えて活躍。現在は創造学園の執行役員・オンライン事業部部長として、オンライン授業や講座の開発、ICT・AIを活用した新しい学習システムの構築に取り組み、次世代の教育を切り拓いている。

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