ラーメン風おかゆがXで話題に(フルトッピング)(戌一 さん提供)
ラーメン風おかゆがXで話題に(フルトッピング)(戌一 さん提供)

「胃腸が弱っていてお粥(かゆ)生活の私。
そこで飽きないようにと、妻がいろんな粥を考案し始めた。
本日は鶏ガラスープに醤油味のラーメン風粥。
一枚目のフルトッピングが妻用で、二枚目の消化に良いトッピングが私用である。
おいしすぎて驚いた。」

ラーメン風のおかゆの写真がX(旧Twitter)で話題になりました。

投稿したのは、アーティスト・ふくしひとみさん(@vonchiri)を妻にもつ戌一 (いぬいち) さん(@inu1dog1)。胃腸が弱っていたという戌一さんのためにひとみさんがおかゆを作ってくれたとのこと。ひとみさんは、飽きないようにといろいろなおかゆを考案したといい、見た目がラーメンのようなおかゆを作ってみたとか。

写真には、チャーシューやなると、煮玉子、ネギ、メンマなどの具がのったラーメン鉢が2つ並んで写っています。投稿には「美味しそう」「背脂のラーメンかと思った」「天才」と絶賛するコメントなどがたくさん寄せられています。

■「思いつきませんでした!ラーメン風粥 器も、ちゃんとラーメンですね」

「お米粒が背脂のようで食欲そそられました!凄過ぎます!」
「愛が詰まってる…」
「お粥といったら定番のお粥しか作れないので、奥様は本当にクリエイターなんですね」
「思いつきませんでした!ラーメン風粥 器も、ちゃんとラーメンですね」
「普通に元気な時にも食べたいレベルじゃない?」

多くの人たちの心をわしづかみにしたひとみさん手作りのラーメン風かゆ。鶏ガラスープに醤油味とのことですが…まさかお味もラーメンっぽい? 戌一さんに聞きました。

■鶏ガラスープに醤油味のラーメン風かゆ お味は?

──胃腸が弱っていた戌一さんのためにおかゆを作ってくれたひとみさん。消化の良いトッピングまで考えた愛情たっぷりのラーメン風かゆのお味は?

「白かゆでは得られない、本当にラーメンを一杯食べたような満足感が得られました。決して気をてらったレシピではなく、本当においしい食事でした」

──この後、おでん風かゆやよもぎかゆも作ってもらったそうですが、胃腸の具合はいかかでしょうか。

「おかげさまですっかり良くなりました。とはいえおかゆ生活中は明らかに体が軽く感じたので、今後も週1~2回はおかゆの日を設けようと妻と話しております」

──ひとみさんが、今回のようにいろいろなおかゆを披露してくれたのは初めて?

「妻は台湾料理が好きで、定期的に台湾料理期が来るのですが、そのときはいろんなバリエーションの台湾風かゆを作っています。また妻は飲食における工夫が好きで、ライフワークとしてオリジナルカクテルも日々考案しており、それが好評を得て、ちょうど最近レシピブックが発売されたところでした」

──発想力豊かですね。

「私の体調不良という、おそらく妻にとっても不本意な状況ではありましたが、やりがいと思いやりを持っておかゆの開発を楽しんでいたように見えました。私の感覚としては、おかゆを楽しんでいて気がついたら完治していた……という楽しい療養期間となりました。大変感謝しております」

    ◇   ◇

ラーメン風かゆのレシピは次の通り。

【材料】
白米……一合
ごま油……適量
生姜……1かけ
酒……大さじ1
醤油……小さじ4 (粥のかたさにより調整)
鶏がら顆粒……小さじ2
塩……2つまみ (粥のかたさにより調整)
胡椒……適量
トッピング……お好みで

【作り方】
①米を研いでざるに上げ、10~15分ほど水を切る。
②細く切った生姜をごま油で軽く炒めて、香りが立ったら酒と醤油を加えて少し煮立てる。
③炊飯器に米と好きな炊き加減の水、鶏ガラ顆粒を加え、そこに②を汁ごと入れて炊く。
④炊き上がったら塩加減を調整して、最後にごま油を香り付けに少し垂らして、軽く混ぜる。
⑤炊き上がった粥をラーメン鉢に取り、お好みで胡椒やトッピングを加えて完成。

またひとみさんの『ふくしひとみの不思議愉しいカクテルレシピ』(KADOKAWA)も発売中です。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)