平均宿泊費が最も安くなった旅行先は? ※画像はイメージです(Ni_photo/stock.adobe.com)
平均宿泊費が最も安くなった旅行先は? ※画像はイメージです(Ni_photo/stock.adobe.com)

国内の人気観光地で、ホテルが安い旅行先はどこなのでしょうか。宿泊施設のオンライン予約サービス『Hotels.com』が発表した「ホテル価格指数レポート2025」によると、平均宿泊費の減少率が最も大きかったのは国内有数のリゾート地「宮古島」の17%で、2024年の平均宿泊費は「1万9000円」となりました。

2024年の日本国内におけるホテルの平均宿泊費を見ると、2023年と比べて2%下がり、「1万1000円」となりました。平均宿泊費の減少率が最も大きかったのは国内有数のリゾート地「宮古島」の17%で、2024年の平均宿泊費は「1万9000円」。次いで、「川崎」は13%減の「1万円」、「静岡」(8000円)、「成田」(9000円)、「鹿児島」(1万円)がそれぞれ7%安くなっています。

一方、海外における平均宿泊費は全体で1%増の「2万3000円」。日本人旅行者に人気の渡航先のなかでも「香港」(2万6000円)、「ドバイ」(2万4000円)はいずれも8%減と、以前よりリーズナブルに宿泊できるようになりました。

日本からの旅行先として不動の人気を誇る「ホノルル」は平均宿泊費が6%下がっているものの、「5万1000円」と高止まりになっているほか、「ラスベガス」は5%減(2万5000円)、「フィリピン・マカティ」は4%減(1万4000円)となっています。

昨今は物価高や円安傾向で、旅行でも何かと消費を控えてしまいがちになることも。そこで、主要旅行先にある4つ星および5つ星ホテル計5軒を対象に調査(※)したところ、国内で最もお得に「プールサイドカクテルを楽しめる旅行先」は沖縄の「那覇」で平均価格が1990円、海外では「バンコク」で平均価格が1590円でした。

一方、「パリ」(3810円)や「ソウル」(3010円)ではカクテルが一杯平均3000円以上するという結果となっています。

(※)2025年4月から5月の期間にオンライン上で公開されているプールサイドメニューに掲載されているカクテルのうち最も価格が低いものを基準とし、平均価格を算出

また、海外旅行において訪問先によっては気にしなければならない「チップ」については、日本からの旅行者に人気の高いニューヨークやラスベガスがある「米国」では、ホテルの客室清掃やベルスタッフなどへのチップはほぼ必須とされており、目安として、客室清掃には1泊ごとに約5米ドル、ベルスタッフには荷物一つにつき1~2米ドルが相場。

一方、「メキシコ」では、優れたサービスを受けた場合のみ、10~15%のチップを渡すのが通例です。「ヨーロッパ」では義務ではないものの、客室清掃やツアーガイド、コンシェルジュなどに質の高いサービスを受けた際に、数ユーロ程度を渡すのが一般的となっています。

タイ、フィリピン、インドネシアなどが位置する「東南アジア」では、観光地でチップ文化があり、客室清掃やベルスタッフだけでなく、ツアーガイドやドライバーにもチップを渡すことがあるものの、多くの場合は料金に含まれていることもあるため、支払い時に念のため確認することをおすすめします。