みなさんは、「近隣トラブル」を経験したことはありますか。トラブル解決支援サービスを展開する株式会社ヴァンガードスミス(東京都港区)が実施した「近隣トラブル」に関する調査によると、過去に経験したことがある近隣トラブルは「生活音/騒音関連」が6割以上を占めました。また、近隣トラブルを経験した人のうち約3割が「身の危険を感じたことがある」と回答したことがわかりました。
調査は、東京・大阪・京都・神奈川・千葉・埼玉・兵庫・広島・福岡に居住する20~69歳の男女300人を対象として、2025年7月にインターネットで実施されました。
その結果、全体の26.1%が「近隣トラブルの経験がある」と回答。また、「過去に経験したことがある近隣トラブルの種類」については「生活音/騒音関連」(66.0%)、「臭い(タバコ、悪臭)」(20.3%)、「勘違い/妄想関連」(15.0%)などが上位に挙がり、近隣トラブルの大半を、音に関する問題が占めることがわかりました。
さらに、「生活音/騒音関連のトラブル継続期間」について聞いたところ、「1年以上」(50.5%)続いたという回答が約半数を占めました。
「音の発生頻度」についても「週5日以上」(36.9%)が最多となったほか、「音の発生時間帯」では、「夜間に音がしていた」との回答が目立っていることから、近隣トラブルは一度発生すると解決が難しく、日常的かつ心身が休まらない時間帯の騒音に長期間悩まされている実態がうかがえます。
続いて、「これまでに近隣トラブルによって身の危険を感じたことがありますか」と尋ねたところ、「ある」と答えた人は30.7%にのぼり、「トラブルが原因で引越ししたことがある」(20.3%)と「引越しを考えたことはあるがしていない」(23.0%)を合わせると43.3%となりました。
最後に、「近隣トラブルを誰かに相談しましたか」と聞いたところ、「管理会社」(32.0%)や「家族」(25.7%)が上位に挙がった一方で、「誰にも相談していない」(21.3%)という人も多くみられました。
また、「隣人トラブル解決サービスの利用意向」については「とても使いたいと思う」 「やや使いたいと思う」を合わせて56.7%が前向きな姿勢を示しました。
























