都ホテル尼崎が、2025年9月1日~10月31日の期間限定で実施する「ハロウィーンアフタヌーンティー」。今年は「シャレコーベ・ミュージアム」(兵庫県尼崎市)とのコラボレーションで、双方の利用客・来館者にお得な特典も用意されている。都ホテル尼崎とシャレコーベ・ミュージアムに話を伺った。
■シャレコーベ・ミュージアムの世界観とハロウィーンの融合が魅力的な企画に
シャレコーベ・ミュージアムは、シャレコーベ(頭蓋骨)の展示に特化した私設ミュージアム(博物館)。現館長の父親で脳外科医だった故・河本圭司氏が、趣味で集めた頭蓋骨標本を収蔵・展示するため、私財を投じて開設された。
「シャレコーベは、一見すると『怖い』という印象をもたれがちですが、シャレコーベ・ミュージアムには、動くおもちゃや小物など子供向けの展示もあり、人類学の学びにも繋がり、幅広い層の人が楽しめる博物館です」(現館長)
そんなシャレコーベ・ミュージアムについて都ホテル尼崎(以下、都ホテル)は、国道2号線から見える個性的な外観と「世界初の頭蓋骨博物館」というユニークなコンセプトに注目していたという。
「ハロウィーンの象徴であるお化けやガイコツなど、シャレコーベ・ミュージアムが所蔵するコレクションがもつ世界観が、当ホテルのアフタヌーンティーと融合すれば、これまでにない魅力的な企画になるのではないかということでコラボレーションのご相談をさせていただきました」
一方、シャレコーベ・ミュージアムの現館長は「尼崎で格式が高い都ホテル様からこのような申し出をいただくなんて」と初めは半信半疑だったそうだが、地元・尼崎を盛り上げるために申し出を快諾。都ホテルへ、所蔵品の貸し出しも行ったという。
■どちらの客にも嬉しい特典付き
「ハロウィーンアフタヌーンティー」で提供されるスイーツは、シャレコーベ・ミュージアムのキャラクターをデザインしたチョコプレートで飾ったモンブラン、「ミイラ男」をモチーフにしたショートケーキ、ピスタチオの「フランケンシュタイン」などがある。
「見た目のインパクトと味のバランスを取ることにこだわりました」
また、セイボリーには、クロックムッシュとチーズカリカリ、竹炭チュイル、オリーブとウズラ卵のカナッペ、冷製カボチャのスープが用意されている。
そして、コラボ期間限定の特典もある。
都ホテルは、シャレコーベ・ミュージアムの入館チケット半券を提示すると、アフタヌーンティーの利用時に「フリーフロー(お飲み物おかわり自由)」をサービス。
シャレコーベ・ミュージアムでは、アフタヌーンティー利用時のレシートをシャレコーベ・ミュージアムで提示すると、オリジナルクリアファイルがプレゼントされる。
また、都ホテルとのコラボレーションと並行して、シャレコーベに特化した所蔵品のギネス世界記録を申請するため、所蔵品数を正確に把握するべくカウントする作業を進めているという。約8000点もの所蔵品には重複するものもあり、これを機に100円~15000円の値段をつけて放出しているそうだ。
そして9月13日~12月28日の間、シャレコーベ・ミュージアムは横尾忠則現代美術館とのコラボレーション企画で『復活!横尾忠則の骸骨まつり』が開催される。
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▽ハロウィーンアフタヌーンティー料金
都ホテル尼崎「ハロウィーンアフタヌーンティー」
紅茶(ロンネフェルトティー)またはコーヒーが付いて3800円。90分フリーフロー付きだと4800円となる。
▽シャレコーベ・ミュージアム入館料
大人1000円、小学生500円。
(まいどなニュース特約・平藤 清刀)