50代以上の未婚男性の約7割が「将来に不安」※画像はイメージです(Syda Productions/stock.adobe.com)
50代以上の未婚男性の約7割が「将来に不安」※画像はイメージです(Syda Productions/stock.adobe.com)

超高齢社会を迎えている昨今、50代以上の男性では生涯未婚率が上昇し、老後の生活に対する不安が深刻化しています。ジー・プラン株式会社(東京都品川区)が実施した「将来の生活」に関する意識調査によると、約7割が「将来に不安」と回答したことがわかりました。では、具体的にどのような不安があるのでしょうか。

調査は、当社が運営するポイントサイト『Gポイント』の50代以上の未婚男性会員1763人を対象として、2025年8月にインターネットで実施されました。

調査の結果、全体の約7割が、「将来に不安がある」(非常に不安がある649件、少し不安がある563件)と回答しました。

具体的には、「健康」(1197件)が最も多く、「認知症になった際に世話をしてくれる人がいない」「寝たきりにならないか心配」といった切実な声が寄せられました。

次いで、「老後の生活資金」(966件)、「介護が必要になった場合のこと」(693件)が続きました。なお、経済的な備えとしては「預貯金」(1119件)や「株式投資」(559件)、「投資信託」(433件)などが挙げられた一方で、「特に何もしていない」(467件)という人も一定数見られます。

また、日常生活において、悩みを相談したり、本音で話したりできる相手が「いない」と答えた人は1008件と6割近くに上り、孤立リスクの高さが明らかになりました。

最後に、「終活」について聞いたところ、「すでに始めている」は124件、「今後始めたい」を含めると全体の約4割(687件)となりました。

また、「実際に取り組んでいる活動」としては「身の回りの整理・生前整理」(482件)、「資産整理・相続」(270件)、「病気や介護が必要になった時の備え」(249件)などが挙げられ、三大不安と密接に関わる項目が上位を占める結果となりました。