有名進学校の制服に身を包んだ18歳の少女が、2年後にクールなファッションを身に纏ったミステリアスな女性へと変貌を遂げた様子がInstagramに投稿され、話題となっています。卒業証書を手にした高校時代の写真は、制服をきっちりと着こなしてメイクも控えめな、あどけない印象。ところが大学生になると雰囲気は一変して、タイトなノースリーブトップスのヘソ出しルックにミニスカート、チョーカーや十字架をモチーフとしたアクセサリーを身につけたストリート風の出で立ちに。この劇的な変身動画は300万回再生を突破し、「えぐいて」「美女降臨?」「素敵ですね~」とコメントが寄せられるなどSNSを騒然とさせています。
投稿主は、医学生の水島美衣さん(@mii_mizushima)です。神奈川県内トップの進学校で勉強中心の日々を送り、ファッションの楽しみを我慢していたという高校時代。現在の「自分らしい」スタイルへたどり着くまでの変化について、お話を聞きました。
「もともとは以前通っていた女子大でミスコンに出場することになり、立ち上げたSNSアカウントでした。そのため当初はグランプリを狙って、いかにも”ミスコンらしい”清楚なファッションを載せることが多かったです。現在はファッションインフルエンサーとしての地位を確立させたくて、モード系やストリート系、韓国系、スナ系、サブカル系…など、系統を定めずに様々なコーディネートを着ています!」
そんなファッションへの強いこだわりを持つ水島さんですが、進学校である高校在籍時は思うようにファッションを楽しめなかったといいます。
「ファッションは、物心ついた頃からずっと大好きです!ただ高校生のときは勉強中心だったので、バイトがあまりできない生活でした。そのため高価なものは買えず、自分のやりたいファッションを表現できずに困った時期も…」
高校卒業後、国立の女子大に合格し、数学科へと進学した水島さん。親の勧めで1年生ながらミスコンへ出場すると、見事にグランプリを獲得します。当時のSNSには、真っ白なワンピースやフリル襟のブラウスを着用した、清楚なお嬢様のような雰囲気の写真が多数投稿されていました。
しかしこれらは、審査基準に合わせてメイクや服装を調整したものだったそう。
その後、「自分らしさ」を追求した彼女はなんと医学部へ再入学。昨年春に医学部への進学を報告した当時の投稿には、「数学科でも十分リスペクトしてたのに医学部なんてビックリ」「ミスコンもありながら、その翌年には一般受験で医学部入学なんて!」と驚きの声が集まりました。
紆余曲折を経て、晴れて医学生となった彼女が現在好むのは、黒を基調としたファッション。
「物心ついた頃から、こういうものが好きです!ジャンルとしては多系統を着ますが、コーディネート配色はモノトーンであることが多いです。ならくちゃん(@0v0_naraku)、 HIKARUくん(@_3.zik.x)など、好きなインフルエンサーさんを参考にすることもあります」
水島さんによると、外見のスタイルを変えることで気持ちの面や行動にも大きな変化があったのだそう。
「自分が本来したいファッションの方が、自信を持てます。『これが僕』という姿で街を歩いているだけで楽しい。逆に、大学で時間がなくて適当な服を選んだ日は、元気が出ないんです(笑)」
また、勉強と発信を両立させる秘訣は、「時間の使い方」にあると話します。
「遊ぶ時間を作らないことです!私はサークルや部活にはほとんど入っていません。入っているのは起業やビジネス系のサークルだけ。自分磨きも将来につなげる意識でやっています。好きなことを仕事にできるように頑張るのが一番楽しいです!」