5kgの新米を買いたいと思う値段はいくらぐらい? ※画像はイメージです(Ned Snowman/stock.adobe.com)
5kgの新米を買いたいと思う値段はいくらぐらい? ※画像はイメージです(Ned Snowman/stock.adobe.com)

今年も新米シーズンが到来しました。一方で、米の価格は高騰を続けています。レシピサービス『クックパッド』を運営するクックパッド株式会社(東京都目黒区)が実施した「お米に関する意識調査2025」によると、「新米を買いたい」と回答した人が約9割を占めることがわかりました。では、5kgの新米を買いたいと思う値段はいくらぐらいなのでしょうか。

調査は、全国の同サービスユーザー1037人を対象として、2025年9月にインターネットで実施されました。

調査の結果、「新米が店頭に並ぶ時期を意識している」と回答した人は65.6%。また、「新米を買いたい」と回答した人は88.9%にのぼり、新米に対する高い購入意向が確認されました。

続けて、「新米を購入する価格」について「新鮮さや味わいを考慮して、通常より高い価格でも購入したいと思いますか」と聞いたところ、約4人に3人が「5000円未満/5kgなら購入したい」(74.6%)と回答。一方で、「通常価格でないと購入しない」(16.9%)という人も一定数見られました。

「通常の価格でないと購入しない」と回答した割合を同居世帯別でみてみると、1~3人世帯が14.7%なのに対して、4人以上世帯では21.9%と7.2ptの差が見られ、家族の人数が多い家庭ほど新米購入価格を抑えめで購入することを検討していることがわかりました。

また、「新米を購入する際に重視する点」としては、「価格」(73.5%)が最も多く、次いで「銘柄(ブランド)」(53.1%)、「産地」(38.2%)などが続きました。

ちなみに、「新米と一緒に食べたい秋の食材」を尋ねたところ、1位「さんま」、2位「秋鮭」、3位「きのこ」という結果に。また、「新米と一緒に食べたい料理」としては、1位「さんまの塩焼き」、2位「焼き魚」、3位「おにぎり」といった回答が上位となったほか、「豚汁」や「しょうが焼き」など白米に合うおかずが人気を集めました。

次に、「備蓄米の購入経験」について調べたところ、子育て世代が多く、災害への備えや食料品の備蓄に対する意識が高い30代が47.0%で最多となり、以下、70代以上が37.0%、40代と50代がいずれも35.0%となった一方で、20代以下と60代では3割未満にとどまりました。

最後に、「家庭で新米と古米や備蓄米を使い分けることがありますか」と聞いたところ、「使い分けている」と回答した人は32.6%にとどまり、約7割の人が特に使い分けをしていないことがわかりました。

具体的な使い分けとしては、「料理によって使い分けている」が最も多く51.8%で、「新米は特別な日の食事」が19.5%、「備蓄米は非常時用」が17.2%で続く結果となりました。