赤ちゃんの頃は輪郭も瞳も“まん丸ガール”だった女の子が成長し、8年後には大人びた立派なお姉ちゃんに。そんな成長記録がInstagramに投稿され、6.4万件のいいねがつくなど注目を集めています。しかし、話題の理由は少女の成長物語だけではありません。動画に登場する少女の両親が、「子泣き爺」に扮した母と「おにぎり」に扮した父という、超ユニークな夫婦だったことも話題となった理由のひとつです。フォロワーに「こんなおもろ夫婦に美人美男の子が生まれるなんて思ってもみなかった」と言わしめた、笑いと愛情に満ちた家族の8年間の軌跡について、母でモデルの舟橋菜々さん(@wombatnana)に聞きました。
舟橋さんは毎年、娘さんの誕生日に思い出の整理を兼ねて過去の撮影データを振り返っており、今回の動画も「あんなこともあったな、こんなに大きくなったんだな」という思いから制作したそう。
8歳になった娘さんは、今では5歳年下の弟の面倒をよく見る優しいお姉ちゃん。「弟が何か悪いことをした時に、なぜダメなのかと一丁前に諭す姿は可笑しくもあり、同時に成長を感じます」と舟橋さんは語ります。
娘さんの成長の節目を振り返ると、そこにはいつもユニークな「仮装」に身を包んだ姿が-。仮装写真が撮影される背景には、舟橋さんのアニメ好きが影響しているといいます。
「娘が小さい頃からいろんなアニメを一緒に観てできました。『ゲゲゲの鬼太郎』に始まり、『鬼滅の刃』の禰󠄀豆子や『SPY×FAMILY』のアーニャ、『推しの子』の星野アイなど、その時々に夢中になっているキャラクターになりたいと娘からリクエストが来るので、それにできる範囲で応えてきた形です」
また、舟橋さん自身も仮装やメイクが好きで、イベント時には親子で一緒に変身することも多いそうです。動画内では『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくるキャラクター・子泣き爺に扮したお母さんとおにぎりの被り物をしたお父さんの写真も紹介されており、「パパとママの写真が強烈」といったコメントも寄せられるほど。
そんなユニークな家族にとって、最も印象深いのが昨年のハロウィンだといいます。
「『ママ!わたし、今年のハロウィンはケンタウロスになるって決めたから』と、娘から曇りなき眼で言われた時には、どうしようか…と思いました(笑)」
舟橋さんはこの難題に見事応え、ケンタウロスの衣裳を制作。「『娘も大喜びしてくれる物ができたので、頑張って作ってよかったな』という思いと、『人生でケンタウロスを作ることになるとは…』という二つの想いで印象に残っています」と振り返ります 。
「いろんなことに興味関心が絶えず、想像力が豊かな子です」と舟橋さんが語るように、娘さんは幼い頃からごっこ遊びが大好き。その豊かな発想力は、実在しない架空の人物になりきる“憑依芸”で知られるタレントの友近さんを相手に即興コントを繰り広げるほどだといいます。
そんな娘さんは、誰かを助けたり、人の役に立ったりすることにやり甲斐を感じるタイプでもあるそうで、将来について「何か人の役に立てるようになりたい」と話しているそうです。舟橋さんは「これからいろんな経験を通して、『私はこれが好き』という気持ちを大切に、情熱を注げることを見つけてくれたら嬉しいですね」と、その成長を温かく見守ります。
今回の投稿には、赤ちゃんの頃から娘さんを見守ってきたフォロワーから、多数のお祝いコメントが届きました。舟橋さんは「娘の成長を親戚のように喜び、祝福してくださるコメントやメッセージを多く頂きます。とてもありがたいことです。娘にもしっかりと伝えさせていただいてます」と感謝を語りました。