20代の貯蓄額の平均は149万円、一方で50万円未満が半数以上 ※画像はイメージです(takasu/stock.adobe.com/)
20代の貯蓄額の平均は149万円、一方で50万円未満が半数以上 ※画像はイメージです(takasu/stock.adobe.com/)

同世代がどのくらい貯金しているか気になったことはありませんか。最新の調査によると、20代の平均貯蓄額は149万円ですが、4人に1人は「貯金ゼロ」と答えています。物価上昇が続く中、現在の生活費はもとより老後の生活に不安を感じている人が多いようです。

ジブラルタ生命保険株式会社が2024年8月、全国の20代男女4700人(男性2350人・女性2350人)から実施したアンケートから明らかになりました。

■20代の6割以上が「生活に不安を感じている」と回答

現在の生活費と老後の生活費に対する不安について質問したところ、現在の生活費については「非常に不安」(24.1%)、「どちらかといえば不安」(37.2%)で、6割以上が何らかの不安を感じていました。老後の生活費についても「非常に不安」(30.1%)、「どちらかといえば不安」(34.8%)となり、「不安ではない」と答えた人を上回りました。

生活費に不安を感じている人の割合を都道府県でみると、不安を感じている人の割合が最も高かったのが「長野」と「和歌山」(71.0%)でした。老後の生活費については、最も不安を感じている人の割合が高かったのは「宮崎」(79.0%)でした。

現在の貯蓄額については、平均148.8万円となっているものの、具体的な貯蓄額として多かったのは「50万円未満」(33.9%)、「ゼロ円」(24.7%)でした。「100万円~200万円未満」は12.0%でした。貯蓄額が100万円未満の人が全体の6割以上を占める結果となり、全体の4人に1人はまったく貯金がない状態でした。

都道府県別で20代の平均貯蓄額を調査したところ、1位は愛媛の282.0万円。2位は大阪で256.1万円、3位は滋賀の234.1万円でした。続いて、4位が佐賀(228.8万円)、5位が島根(225.2万円)となりました。最も低かったのが青森で平均は72.6万円で、1位の愛媛との差は200万円以上でした。

【出典】
ジブラルタ生命保険株式会社