ワクチン注射から帰宅後、パパさんの膝にしがみついて離れない子猫さんを映した動画が「X」で話題になりました。
「病院でワクチンを打たれて帰宅したきび」
こんなひと言とともに動画を投稿したのは「むぎときび」(@mugitokoromo)さん(以下、飼い主さん)です。
「おつかれ!いっぱい甘えてね」
「よく頑張った」
「えらいね、頑張ったね。 甘えてくる仕草が可愛いです。」
子猫さんへのねぎらいの言葉が寄せられました。子猫さんのお名まえは「きび」ちゃんといい、飼い主さんは「たぶん母猫に育児放棄された子だけど、そのおかげで出会えたからよかった お外は危険がいっぱいだからね」と、毛布の上で頭をなでている動画も投稿しています。きびちゃんは先住猫で2歳になる「むぎ」くんとともに暮らしています。
飼い主さんにきびちゃんについてくわしい話をお聞きしました。
■母猫に育児放棄された可能性
--きびちゃんの月齢は?注射をされるのは何回目ですか?
生後3ヶ月くらいです!ワクチンが2回目で、注射をされるのも2回目になります。
--リプライで「指チュパして落ち着いたみたいです」とおっしゃっていました。きびちゃんはパパさんの指を吸っていたのですか?
主人の指ではなく、自分の肉球を吸ってます(笑)!きびは生後2~3週間で母猫に育児放棄された可能性が高く、肉球を吸うのは母猫と早くに離れた猫に多く見られる行動らしいので、かわいい反面少し切なくもなります。
■パパさんはきびちゃんの「親」
--そうだったのですね。
ただやっぱりとってもかわいくて癒されます。私が里帰り出産をしており、きびは主人が育休に入ったあとうちに来て、私が自宅に戻るまで1ヶ月ほど主人が1人で育てていました。そのため主人だけを親だと思っているようで、私の膝の上では肉球吸いはしないんです。そのうち私の膝の上でも安心してやってくれたらいいなと思います。
--リプライで「甘えんぼモードになりました」とおっしゃっていました。どのくらい「モード」は続きましたか?
10分くらい続いて、そのまま寝ました(笑)!
■先住猫さんと「悪友」のような関係性になるときも!?
先住猫であるむぎくんとの仲について、飼い主さんにお聞きすると「くっついて寝たりグルーミングし合ったりはほぼしないですが、鼻をくっつけて挨拶したり、毎日追いかけっこをしたりプロレスをしたりと、それなりに受け入れて楽しくやっているように見えます」といいます。
さらに「むぎがしっぽを振ってきびを遊ばせてあげたり、きびが1人でおもちゃで遊んでいるのをむぎが少し離れたところから凛々しい表情でただじっと見ていたりしていて、お兄ちゃんとして見守っているように見えて微笑ましいです。お互い一人っ子育ちなのでどうなるか不安でしたが、ほっとしました」とのこと。
さらに「また、2人とも食べ物への執着が強く、2人一緒に人間の食べているおかずを狙ってくる姿が悪友のようで面白いです。むぎは食べ物に関しては容赦がなく、きびがご飯(子猫用カリカリ)を食べていると奪おうとするので、ご飯のときは隔離が必要です」と飼い主さんは話しています。
(まいどなニュース特約・山本 明)
























