2025年における社長の趣味で最も多かったのは「ゴルフ」 ※画像はイメージです(milatas/stock.adobe.com)
2025年における社長の趣味で最も多かったのは「ゴルフ」 ※画像はイメージです(milatas/stock.adobe.com)

2025年における社長の趣味で最も多かったのは「ゴルフ」--そんな調査結果が株式会社帝国データバンク(東京都港区)による「2025年『社長の趣味』調査」でわかりました。その一方で、80代以上を除く全年代で「ゴルフ」を趣味とする割合は減少しており、社長の趣味は全年代で多様化が進んでいることもわかりました。

調査は、同社のデータベースから分析可能な各年約25~27万社のうち、企業の代表者における「趣味」が判明している約10万社について調査・分析を行ったといいます。

調査の結果、2025年における社長の趣味で最も多かったのは「ゴルフ」(46.35%)でした。ゴルフは、国家外交や他社との新たなビジネスチャンスの出会いなど、重要なコミュニケーションを必要とする場で多く用いられており、年配の社長から若手社長まで「まずはゴルフ」という流れが定着しています。

しかし、過去5年間の推移をみると、2021年(48.67%)からは2.32pt減少しているほか、70代の社長では54.69%と半数を超えているのに対し、30代以下(24.59%)は3割を下回るなど、相対的に若手社長では「ゴルフ」を選択する割合が少なくなっており、若い社長を中心に「ゴルフ離れ」も進んでいる様子がうかがえます。

続く2位は「読書」(12.19%)、3位には「釣り」(8.63%)がランクイン。ただし、上位3つの趣味の割合は、過去5年間でいずれも低下しており、社長の趣味の定番は少しずつ変化の兆しが見えています。

一方で、過去5年間(2021年→2025年)で最も割合が上昇したのは「サッカー」(2.37%→2.92%、0.55pt増)や「野球」(4.75%→5.21%、0.46pt増)、のほか、「オートバイ」(1.76%→2.18%、0.42pt増)、「クルマ」(4.03%→4.38%、0.35pt増)、「アウトドア」(1.14%→1.48%、0.34pt増)も割合が上昇しました。

若い社長の趣味では、30代以下で「サッカー」や「野球」など、いずれもスポーツが上位となり、試合観戦、自らがプレーするなどアクティブさが目立ったほか、キャンプなど「アウトドア」系の趣味や、ジム・フィットネスクラブで鍛える「トレーニング・ジム」なども人気で、総じてアクティブ系の趣味が多く目立ちました。

また、20代では特に車いじりや輸入車のコレクションなど「クルマ」、ツーリングなど「オートバイ」を趣味とする割合が高くなったほか、プログラミングなど「コンピューター・IT」や「ゲーム・アニメ」、「映画・ドラマ」など、インドア系の趣味が占める割合が年配層に比べて高くなりました。

他方、50代以上ではゴルフに次いで「読書」「釣り」が多く、特に「ゴルフ」「読書」は年齢が高くなるほど趣味としての割合が上昇。特徴的な趣味としては他に、50代~70代の社長ではスキー・スノーボードなど「ウィンタースポーツ」の割合が高く、1970~80年代にかけて起きた「スキーブーム」の影響を多く受けた年代で、現在でも趣味として愛好する社長が多いことがうかがえました。

調査を実施した同社は、「社長の趣味はビジネスの環境や社交のスタイルの変化を反映している。この変化は、企業文化やビジネスのあり方、社交・交友関係にも影響してくるかもしれない。社長の趣味の動向を注視することで、ビジネス界のトレンドや新たな機会を見つける手がかりとなり得るだろう」とコメントしています。