元セクシー女優のフリーライター・たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター・たかなし亜妖

ヘルスやソープランドなどに現われる「嫌なお客さん(以下、痛客)」といえば、女の子に「親が悲しむぞ!」などの説教をするのが有名です。ただ昨今では痛客の種類も変わっているようで、説教おじさんや泥酔おじさんと以外にも、新たなモンスターが発生しています。

現役キャストに話を聞いたところ「説教はされたことないけれど、怒られる以上にダルい客がたびたび現れる」や「下手すると昔より、痛客のネチネチ度が上がったかもしれない」など悲鳴にも近い声が続々と届きました。

■キャストのSNSを見て“勉強したつもり”になる痛客

SNSではさまざまなアカウントが乱立しており、なかでも人気キャストのものも存在しています。これらのアカウントの発言内容は、さまざまな人が閲覧しており、もちろんお店に通うお客さんも興味津々にチェックしているのです。

指名するコに嫌われぬよう、そして話を合わせられるように勉強がてらキャストのアカウントをチェックするのですが、付け焼き刃の知識を披露すると逆効果になってしまうようです。

話を聞かせてくれたのは、風俗店で働くカリンさん(仮名)。風俗嬢の裏垢を見るお客さんは多く、人によっては“知った風な感じ”でモノを言う、困ったお客さんも少なくはありません(以下『』内、カリンさん談)。

『ああいう夜職の裏垢を見まくって、“キャストってこうなんでしょ?”といちいち聞いてこられるのは結構ウザいですね。ネットに書かれないためにビクビクしてる客とかもいて、対応に困ります

中には“60分〇円ならあなたのバックってこのくらいだよね”と決めつけてくる客もいて。話を続けていたら明らかにXの裏垢系を見て、バックとかを勉強したつもりになってるな~というのがわかりました(笑)あとは“こうされたらいやなんだよね、わかるわかる”ってのを何度も口に出して、理解していますアピールとか……。挙げたらキリがない!

こういう客って自分は他と違うって思ってるし、変なところだけポジティブ。裏垢くまなくチェックしてるくせに、風俗嬢はエロいことが好きだからこの仕事をしてると信じてますからね(笑)散々客キモいとか書いてるアカウントを見て、その考えを抱けることにマジびっくり』

■「彼氏写真うまいね」←恋人いる前提扱いの痛客

またラウンジキャストのルリさん(仮名)のエピソードを聞くと、痛客のバリエーションが増えたのは、やはりSNSの普及が関係しているかもしれない……と思いました。彼女は仕事のために“映え写真”をInstagramに投稿しています(以下『』内、ルリさん談)。

『アップするたびに“ルリちゃんの彼氏、写真撮るの上手いね”って言ってくるんですよ!だから彼氏いないって返すのが毎回のお決まりでダルい。他にもご飯行こうって誘うと“彼氏に悪いよ”とか言い出す客もいて、予防線張ってくるのが痛々しいんですよね。

多分Xとかブログが主流になる前はこういう疑いってかけられなかったと思う。今はキャストが発信するツールが多く、日常を垣間見れるからいちいち痛客が反応する要素満載。本当にかわすのが大変ですよ』

彼氏持ちのキャストの裏垢を見たのか、それともナイトワーカーは全員彼氏持ちだと思っているのか不明ですが、パートナーがいる前提で話をされると、言われた本人は複雑な気持ちになってしまいます。

完全に追い出すとまではいかないけれど、このようなSNSに翻弄される痛客は女の子たちから嫌がられる可能性が高いです。自分は大丈夫と思っている人でも実は嫌われていることが多いので、SNSチェックはほどほどにすることをおすすめします。

◆たかなし亜妖(たかなし・あや) 
元セクシー女優のシナリオライター・フリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ゲーム会社のシナリオ担当をしながらライターとしての修業を積み、のちに独立。現在は企画系ライターとしてあらゆるメディアで活躍中。