テンくんは、飼い主さんの人生を変えた存在(テンくんの飼い主さん、Instagramよりキャプチャ撮影)
テンくんは、飼い主さんの人生を変えた存在(テンくんの飼い主さん、Instagramよりキャプチャ撮影)

「帰っても無音だった部屋が、今は違う…」

そんな言葉とともに投稿された、“猫を飼って変わったこと”をつづったInstagramが、多くの共感を集めています。

投稿したのは、キジトラ猫のテンくん(生後7カ月)と暮らす飼い主さん(@bokuha_littletiger)。一人暮らしの生活が、1匹の猫との出会いで大きく変わったといいます。

■離婚で子どもと離れ…「生きる力を失った日々」

飼い主さんは、15年間主婦として3人の子どもを育ててきました。しかし離婚をきっかけに、子どもたちと離れて暮らすことに。

「一人で家に帰ると無音。涙が止まらない日々でした」

そんな中、母親の知人から紹介されたのが、生後約1カ月のテンくんでした。母親からの“サプライズ”で迎えることになった小さな命は、絶望の中にいた飼い主さんにとって、思いもよらない存在となります。

「生きる希望を失っていた私に、テンが来てくれました」

■「おかえり」のふみふみが、心を救った

生活は大きく変わりました。仕事から帰ると、必ず待っていてくれる存在。どこに行くにもついてきて、夜は首に巻きつくように眠るテンくん。中でも印象的なのが、“お迎え”の時間です。

以前はふすまの前で待っていたテンくんですが、今では洗濯機の上から顔をのぞかせ、首をかしげて飼い主さんを見つめるように。そして、帰宅すると“ふみふみ”でお出迎え。

「私が泣いていると、顔にふみふみしてくれるんです。これがいつからか“おかえり”の合図になりました」

その後は抱っこをして、“猫吸い”をして、ごはんをあげる…。そんな日常が、かけがえのない幸せになりました。

■やんちゃで甘えん坊「よく食べ、よく噛む」性格

テンくんは、とても活発な性格。

・ジャンプしておもちゃを取る遊びを何十往復も繰り返す
・朝は物を落として“お腹すいた”をアピール
・手や足をおもちゃだと思ってよく噛む

「よく食べて、よく噛むんです(笑)」

一方で甘えん坊な一面もあり、飼い主さんがいると胸元まで登ってきて眠ることも。昼間はお気に入りのタオルや毛布で眠りながら、穏やかな時間を過ごしています。

■「猫中心の生活」戸惑いもあるけれど…

もちろん、初めての一人での飼育には戸惑いもありました。

・観葉植物をいたずらする
・ガラス製品は置けない
・人間の食事にも興味を持つ

そのため、部屋の環境は“猫に合わせて”変えていったといいます。

「危険なものは置かない。猫の生態に合わせて生活するようになりました」

しつけに悩むこともありますが、それも含めて大切な時間になっています。

■「猫はまっすぐ」--人生を変えた存在

最後に、これから猫を飼う人への思いを聞くと、こんな言葉が返ってきました。

「猫は本当にまっすぐで純粋。言葉もちゃんと理解します」

そして、こんな印象的な言葉も。

「猫は“選んできてくれる”って言うんです。テンは、私に笑顔と自信をもう一度くれました。私にとって神様みたいな存在です」

守るべき命でありながら、自分自身も救われた。お話を聞くと、そんな関係性が伝わってきます。

■「猫って最高」共感広がる

投稿には、「読んでいて涙が出ました」「猫は本当に人生を変えますよね」「お迎えのふみふみ、想像するだけで幸せ」といった声が寄せられています。

無音だった部屋に生まれた、小さな命のぬくもり。テンくんとの暮らしは、飼い主さんにとって“生きる力”そのものになっていました。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)