子どもと一緒に教育費について相談する母親※画像はイメージです(wheeljack/stock.adobe.com)
子どもと一緒に教育費について相談する母親※画像はイメージです(wheeljack/stock.adobe.com)

子どもの教育費に不安を感じている親は、どのくらいいるのでしょうか。生命保険業を営むソニー生命保険株式会社が2026年2月、大学生以下の子どもがいる全国の20歳以上の男女1000人を対象に行った「子どもの教育資金に関する調査」(インターネットリサーチ)によると、「子どもの学力や学歴は教育費によって決まる」と考える親は6割強、「子どもの教育資金に不安を感じる」と答えた親は8割弱、「子どもの教育費を捻出するために、自分のお小遣いを減らしたことがある」と回答した親は4割など、子どもの教育費をめぐる親の不安や負担感がうかがえる結果となりました。

まず、子どもの教育や教育費に関する内容について、自身の考えや状況が、どの程度あてはまるか尋ねました。

「子どもの学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じますか?」という質問に対し、結果は、「非常にあてはまる」が15.6%、「ややあてはまる」が46.1%で、合計61.7%の人が「あてはまる」と感じていることが分かりました。

次に、「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したいですか?」と尋ねたところ、「非常にあてはまる」が9.3%、「ややあてはまる」が51.2%で、合計60.5%の人が「あてはまる」と回答していました。

また、「早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要ですか?」と聞いたところ、「非常にあてはまる」が13.4%、「ややあてはまる」が51.3%で、合計64.7%の人が「あてはまる」と感じていることが分かりました。

続いて、「子どもの教育費の負担を重いと感じますか?」と質問しました。結果は、「非常にあてはまる」が19.1%、「ややあてはまる」が41.8%で、合計60.9%の人が「あてはまる」と感じていることが分かりました。

「あてはまる」と回答した親の割合は、就学段階が上がるにつれて高くなっている傾向が見られます。大学生等(予備校生・浪人生・大学生・短期大学生・専門学校生)は67.1%、中高生は63.9%、小学生は60.1%、未就学児は52.4%でした。なお、過去の調査結果と比較すると、子どもの教育費の負担を重いと感じる親の割合は、2025年64.5%、2026年60.9%とわずかに下がりました。

また、「子どもの教育資金に不安を感じますか?」と尋ねたところ、78.0%の人が「不安を感じる」、22.0%の人が「不安を感じない」と回答したことが分かりました。子どもの就学段階別に見ると、「不安を感じる」と回答した親の割合は、未就学児と小学生で82.3%(同率)、中高生が78.6%、大学生等は69.0%でした。

前述の「子どもの教育資金に不安を感じる」と回答した親780人に向けて、「不安を感じる理由は?」と聞いたところ、1位は「物価の上昇」(62.9%)でした。次いで2位は「教育資金がどのくらい必要となるか分からない」(34.4%)、3位は「社会保険料の負担増」(34.1%)、4位は「収入の維持や増加に自信がない」(32.1%)、5位は「病気やケガで収入が途絶えるリスク」(24.2%)となりました。

最後に、子どもの教育費を捻出するために行ったことがあるかについて、「自分のお小遣いを減らす」「家族のレジャー費を減らす」「家族の外食費を減らす」の各項目で尋ねました。「自分のお小遣いを減らす」の「ある」は40.2%で「ない」は59.8%。「家族のレジャー費を減らす」の「ある」は44.6%で「ない」は55.4%、「家族の外食費を減らす」の「ある」は51.7%で「ない」は48.3%でした。なお、配偶者がいる人に向けて「配偶者のお小遣いを減らしたことはありますか?」と聞いたところ、「ある」は28.6%、「ない」は71.4%であることが分かりました。

【出典】
ソニー生命保険株式会社による調査