さまざまなルーツの子供たちが通うイグアス日本語学校(ぐるんさん提供)
さまざまなルーツの子供たちが通うイグアス日本語学校(ぐるんさん提供)

南米・パラグアイの日本語学校が、SNS上で大きな注目を集めている。「パラグアイ・イグアス移住地の日本語学校を見学したら日本より日本ぽくて驚いた」と、その模様を紹介したのは新婚旅行で2年以上世界旅行中、現在中南米を1年旅行中のぐるんさん(@futsuu_03)。

「学校教育目標」と書かれた掲示には

「1. 日本語による学習を通し日本の優れた文化習慣を
 吸収し国際的文化人たる素地を養う。
2. パラグアイ国民としての自覚を持ちパラグアイの文化
 技術の充実と発展に正しく貢献できる人材たる素地を養う。
 イ. 心身ともに健康な子供に育てる。
 ロ. 規律を守り協調性のある子供に育てる。
 ハ. 情緒豊かで何事にも積極的な子供に育てる。
 ニ. 研究心と創造力に富む子供に育てる。」

と崇高な志が。この学校では朝礼で毎日、君が代斉唱、両国の国旗掲揚、ラジオ体操を行い、今日の日本の学校よりも“日本人らしい”教育をモットーにしているようだ。

ぐるんさんにお話を聞いた。

--日本語学校を訪れたのはなぜですか?

ぐるん:日本語を外国人に教えているという日本人女性がいて、その方が日本語を教えているところを見学したいと言っていて、便乗させてもらいました。

--どんな生徒たちが通っているのでしょうか。

ぐるん:日系の子はもちろん、パラグアイ人やパラグアイと日本の両親を持つ子などが多いです。イグアス地域に住むヨーロッパ系の移民の子も、いるかもしれません。子どもたちは「こんにちは」と挨拶してくれて、かわいかったです。

--印象的だったことは?

ぐるん:やはり君が代の斉唱、両国の国旗掲揚、ラジオ体操です。あと、日本人が意識しないような、日本語のちゃんとした学び方があるのを知ったこと。動詞の活用が同じ単語を、歌にして覚えたり。

--ご投稿に対し、大きな反響がありました。

ぐるん:今、日本では移民問題について賛否がありますが、もともと日本人も貧しかった時代、南米にたくさん移民として受け入れられたという事実があります。受け入れる南米側も、コーヒーやゴム農園などで人力を必要としていたという側面もありますが、それを知るのも悪いことではないと思います。

   ◇   ◇

SNSユーザーからは
「ブラジルの日本人学校で1990年代に明治天皇の御真影が黒板の上にあった、という報告を読んだ記憶がある」
「タイの山奥にある中華学校と同じですね。中国より中国らしい」
「日本の昭和50年代が保存されてるような学校で、ちょっとビビるな。レトロだが、スパッツ禁止とかになっていて、非常に好感度が高い。パラグアイも日系人が多いですからね…日本人の大半は、パラグアイに日本人が移住していたのは知らないですね。自分はアメリカに留学中に知ったんですけど」
など、数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。

なお、今回の話題を提供してくれたぐるんさんは日々、奥さんのoshomiさんとともにXやInstagram上で、海外で起こったできごとを紹介。現在は南米各国を巡っているが、数カ月後にはアフリカに渡るそうだ。ご興味ある方は、ぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)