阪神淡路大震災が発生した午前5時46分を指したまま止まった時計(こもりあやみさん提供)
阪神淡路大震災が発生した午前5時46分を指したまま止まった時計(こもりあやみさん提供)

1995年1月17日に発生し、地域に甚大な被害をあたえた阪神・淡路大震災。今、SNS上ではあの震災の発生時刻を指したまま止まった時計が大きな注目を集めている。

「神戸出身なのに今日までまったく気づかなかった。 三宮駅前のセンター街に入るとこにあるゲーセンの時計。 阪神・淡路大震災が起こった時刻のままだ………」

とその模様を紹介したのはこもりあやみさん(@ayami_setron)。

震災が発生した5時46分を指したまま止まっているこの時計。神戸三宮の中心部にあるゲームセンター「ゲームミリオン」のものだが、多くの人が行き交う横断歩道のそばにある割には、気付かず通りすぎてしまっていたという人が多いようだ。

SNSユーザーたちから

「北野坂を上がって山幹沿いにもあの時刻で止まったままの時計があります。時折目にする機会がありますが、つかの間気持ちを持っていかれますね」
「向かいの交通センタービルのレストランフロアでエレベーター待ちをしていて、ふと窓の下を見たときにその時計が目に入り、ひゅっと息をのみました。今でも街中に、隆起して斜めになったままの歩道がありますよね。あの時の記憶を揺さぶられて、胸がちくりと痛みます」
「あそこよく下通ってたのに時計あったなんて初めて知りました、、、」

など数々の驚きの声が寄せられた。

今回の投稿についてこもりさんにお話を聞いた。

ーー時計が指す時刻に気づいた際、どう思いましたか。

こもり:鳥肌が立ちました。震災の時間で止まっている時計は、だいたい説明書きがあるか、歩行者から見やすい場所に保存されていることが多いのですが、この時計は高い位置にあり、気づいた時の驚きが大きかったです。

ーー投稿に対し大きな反響が寄せられました。

こもり:「住んでたのに知らなかった」「時計があること自体初めて知った」という声が多数ありました。自分だけじゃなかったんだと。ゲームセンターを懐かしむ引用もしばしば見ました。

また投稿を受けて、「今度行った時見てみます」というコメントが複数あったのが印象的でした。冷やかしではなく、実際に見て31年前の震災に思いを馳せようとする皆さんの真摯さをコメントから感じました。

◇ ◇

この時計は2014年頃までは通常に作動していたものの、以降は震災を偲ぶため現在の状態にされているようだ。神戸市内には他にもこのような時計がいくつか存在する。1995年1月17日午前5時46分、読者のみなさんはどこでどのように過ごしていただろうか。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)