中華圏における緑色の帽子のイメージがSNS上で大きな注目を集めている。
「台湾で緑色の帽子を売るなんて、そりゃ売れ残ってもしょうがないよね 仕入れの時に台湾のスタッフさん、誰も意見しなかったのかな?」
と店舗にセール品として並ぶ帽子を紹介したのは台湾在住のメイリーさん(@meilietaiwan)。
一見、何の変哲もない緑色のキャップだが、なぜこれが売れ残ってしまうのだろうか?
メイリーさんに話を聞いた。
ーーお写真を撮影された場所は?
メイリー:台湾にある某日系ライフスタイルショップです。
ーー台湾では緑色の帽子にどんなイメージがあるのでしょうか?
メイリー:簡単に説明すると、元々古代中国では緑色は五行理論から卑しい色だとされ、さらに元代の法律「元典章(げんてんしょう)」では妓女(ぎじょ)の家の男性は青緑色の頭巾を着用する義務が明文化されていました。それで現代では緑の帽子が寝取られや恥辱の象徴となっていて、台湾はもとより中華圏では避ける人が多いのです。
ーーこの売り場の光景をご覧になったご感想を。
メイリー:台湾では、この色の帽子は売れにくいだろうなと関係者の方をお気の毒に思いました。
ーーご投稿に対し大きな反響がありました。
メイリー:小さなアカウントで、普段は少人数でつぶやいているだけなので、今回の反響に驚いています。「戴緑帽」という言葉や文化的背景とは関係なく、ただこの写真の帽子の色が何色かということを問題にしている方も複数いらっしゃいましたが、実際私の目には、いわゆる真緑ではなく青みがかった緑、または青緑色に見えました。そしてこれは、「戴緑帽」の風習を連想せざるを得ない色でした。
また、このような風習は中華圏を訪問する外国人が知っておいてもよいことだと思います。現代の中華圏の若年層は気にしない方も多いとは思いますが、知らずに緑の帽子を被って、変に悪目立ちするのを避けるために。もちろん、それでも被りたい方は個人の自由ですが。
◇ ◇
SNSユーザーたちから
「戴緑帽子、ですか これは売れないどころか、売り場に置いていけないレベルの商品ですねぇ」
「緑の帽子を台湾で売ろうとするなんて、なかなかのチャレンジャーですよね 。台湾スタッフも仕入れの時に『……これ、本当に大丈夫ですか? 』って誰か止めなかったのかな 文化の壁って、思った以上に深いですね」
「サレ夫帽w」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
日本では緑色の帽子がトレードマークのクロネコ運輸も、台湾ではベージュの帽子を用いるそうだ。中華圏にお出かけになる方は、くれぐれも帽子の色味にはご注意いただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)























