沖のいけすからフグを水揚げする福良漁協の前田若男組合長＝南あわじ市・福良湾
沖のいけすからフグを水揚げする福良漁協の前田若男組合長＝南あわじ市・福良湾

　「いいフグの日（１１月２９日）」を前に、南あわじ市の福良湾で、３年かけて養殖された冬の味覚「淡路島３年とらふぐ」の水揚げが本格化している。鳴門海峡の速い潮流の中で泳ぎ、低い水温で引き締まったトラフグを食べてもらおうと、漁師たちは加工場でさばく作業に精を出している。（劉　楓音）

　３年とらふぐは、通常２年間で出荷するフグを１年長く育て、２年目の８００グラムほどから平均１・５キロにまで大きくする。