南北約55キロ、東西約28キロの細長い淡路島。その「へそ」に当たるのが洲本市五色町の鮎原地区だ。鮎原といえば?と地元で聞くと、返ってくるのは「そら天神さんやな」。鮎原南谷に鎮座する河上神社天満宮で、地区のシンボルといえよう。だが、なぜ神社と天満宮が合体しているのか。
神社に山口千秋宮司(79)を訪ねた。由緒を記した文書でも「正確な創建は分からない」という。ただ、平安時代の「延喜式神名帳」には河上神社の社名が記されている。
祭神は万物育成の河上大神と、学問の神様・菅原道真。左遷先の福岡・太宰府で亡くなった道真公を「天神さま」として祭るのが天満宮だ。
一説では901(延喜元)年の左遷の途次、都志浦に船を止め、里を遊覧。その際にアユを食べたことから鮎原の名が付いたとの伝承があり、没後にお社が建てられ「複合神社」になったという。
























