「ナブッコ」の稽古に励む出演者ら=東リいたみホール(伊丹市民オペラ公演実行委員会提供)
「ナブッコ」の稽古に励む出演者ら=東リいたみホール(伊丹市民オペラ公演実行委員会提供)

 伊丹市民オペラの38回目となる定期公演が28日、東リいたみホール(伊丹市)である。演目は関西では初演とみられる、イタリアの作曲家ベルディの出世作「ナブッコ」。民族間の宗教的、政治的対立などが背景になっている作品で、演出を手がける大阪音楽大学客員教授の井原広樹は「争いが絶え間なく起きている、今の世界情勢と非常に重なる部分がある」と語る。(藤森恵一郎)