神戸新聞NEXT
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 日本百貨店協会が25日まとめた6月の神戸地区百貨店売上高は、前年同月比13・3%増の127億6800万円だった。プラスは28カ月連続。インバウンド(訪日客)による高額消費の動きが持続した。入店客数は4・8%増で、前年同月より土曜と日曜が1日ずつ多かったことも影響した。

 高級ブランドのバッグなど「身の回り品」(26・2%増)、「美術・宝飾・貴金属」(15・5%増)がインバウンド効果で伸びた。

 梅雨入りが遅く、晴れで高温の日が多かったため、衣料品(17・5%増)では夏物、化粧品(9・8%増)で紫外線対策品が売れた。日傘やサングラス、帽子なども好調だった。食料品は2・2%増。ビアガーデンの盛況で「食堂・喫茶」が10・1%増だった。

 今年1~6月の売上高は722億円で、前年同期比12・7%増だった。(広岡磨璃)