国鉄(現・JR)三ノ宮駅前に完成した神戸新聞会館。戦後復興のシンボルとなった=1956年4月撮影
国鉄(現・JR)三ノ宮駅前に完成した神戸新聞会館。戦後復興のシンボルとなった=1956年4月撮影

 1956(昭和31)年、国鉄(現JR)三ノ宮駅南東に神戸新聞会館が誕生した。現在、商業施設のミント神戸が立つ場所だ。完工時は地下3階、地上7階建てで、映画館、商業施設も入っていた。建築家村野藤吾の設計で機能性、合理性とともに随所に文化的な意匠が凝らされていた。敗戦から11年。新聞会館は神戸市役所本館とともに戦後復興のシンボルとして三宮のランドマークになった。