尼崎市議会の光本圭佑市議(45)=無所属、業務上横領罪などで在宅起訴=による政務活動費(政活費)の不正流用問題で、市議会が設置した百条委員会の第2回会合が13日、開かれた。調査対象は起訴された事実以外の「会派報の印刷・ポスティング代約204万円」と「会派の同意なく出金された250万円」の2点。この日は光本市議を含め、当時「日本維新の会」に所属していた10人への尋問が行われたが、証言の食い違いが目立った。(広畑千春)
■約5カ月、返金なく
これまでの議会の調査では、2021年11月2日、光本市議が業者作成の見積書に基づき、会派事務員を通じて約204万円を「会派報の印刷・ポスティング代」として出金。しかし同市議が業者に現金を手渡した約1週間後、自らキャンセルし、約5カ月後に業者から返金され、会派に現金を戻したとされる。