シンポジウムで発言する(左から)渥美公秀さん、石塚裕子さん、矢守克也さん=西宮市染殿町
シンポジウムで発言する(左から)渥美公秀さん、石塚裕子さん、矢守克也さん=西宮市染殿町

 阪神・淡路大震災から30年となり、防災やボランティアのあり方を考えるシンポジウムが9日、西宮市染殿町の同市総合福祉センターで開かれた。同市の認定NPO法人「日本災害救援ボランティアネットワーク」(NVNAD)が2023年9月から続けてきた取り組みの最終回で、市民ら約40人が参加。防災の研究者らがこれまでの活動や今後の課題について語り合った。(池田大介)

 同法人は阪神・淡路を機に結成され、東日本大震災や能登半島地震の被災地でボランティア活動を展開。30年を機に活動を振り返ろうと、被災体験の継承や災害時の児童支援をテーマにしたシンポジウム(全8回)を開催してきた。