高層マンションから落下する恐れのあった80代の男性を救助したとして、兵庫県警尼崎北署は、尼崎市の山内長市さん(84)と門田美代子さん(76)、日高克己さん(66)と妻和美さん(59)の4人に県の善行賞「のじぎく賞」を贈った。
同署によると、7月19日深夜、山内さんは同市西昆陽3にある自宅マンションの7階と8階をつなぐ階段の踊り場で、柵の外に立っている男性を見つけた。
「なんでそこに立ってるの」と尋ねると、「外に出たら戻れなくなった」と返事があった。とっさに男性の脇に両腕を差し込み、引っ張り上げようとした。
1人では持ち上げられなかったため、近くの階の住人に助けを求めた。声をかけられた自治会長の日高さん夫妻と門田さんが連携して救助に協力したという。
日高さんが110番と119番をしている間、門田さんと和美さんはそれぞれ男性の腕やズボン、服をつかみ、落下しないように支えた。男性に取り乱した様子はなかったが、「こちらが焦ってしまった」と門田さん。救助隊が来るまでの約20分間は長く感じられたという。
のじぎく賞を受けた山内さんは「助かって良かった」と笑顔を見せ、日高さんは「高齢者が多いマンションなので、普段から何かあったら言ってと声をかけている。今回もやるべきことをしただけ」と話した。(金松亜衣)























