アートの要素を融合させた劇場型水族館「アトア」(神戸市中央区新港町)が開館5周年を迎え、「ELEMENTS(エレメンツ) 精霊の森」をリニューアルした。巨木のモニュメントを軸に豊かな自然を表現した空間を、アルダブラゾウガメがのんびりと散歩するシーンを間近で見られ、入館者を非日常的な世界へいざなう。
同館は2021年10月、神戸の新たな観光名所として開発が著しい新港第1突堤に、オープン。幻想的な球体水槽や光で日本の四季を表現した和風の展示を設置。写真撮影したくなる仕組みを随所に用意し、年間60万人以上が入場する人気スポットとなった。
リニューアルした精霊の森のテーマは「霧が立ち込める樹海の森」。入り口付近にそびえる巨木の周囲に水槽や植物棚を配置し、自然が循環する生態系を表現した。実際、水槽の魚の排せつ物を含む飼育水を天然の肥料に転換。植物を育てて、一部はこのゾーンで飼育されるアルダブラゾウガメのえさに利用している。
また、水槽では中東の河川などで生息する「ガラ・ルファ」と呼ばれる歯のない小型魚が泳ぐ。吸盤状の口を持つ「ドクターフィッシュ」で、観察者が手を入れると角質を食べてくれ、肌をきれいにしてくれる。実際に体験プログラムも用意している。
館長の中山寛美さんは「水族園の概念にアートを融合させて、鑑賞者が展示に没入してもらえるよう工夫してきた。新たに生態系を意識した展示を加え、自然を学んでもらえると思う」と話していた。
中学生以上2600円、小学生1500円、幼児500円。アトアTEL078・771・9393(津谷治英)























