路上に倒れていた70代の女性を救護したとして、神戸市北区のひよどり台小学校5年生、黒石惟登(ゆいと)さん(11)、永井琉翔(るうと)さん(11)、芥川桜太郎(さくたろう)さん(11)の3人が県の善行賞「のじぎく賞」を受けた。スマートフォンの音声アシスタント機能「Siri(シリ)」を活用し、迅速な通報につなげた。(原ひより)
5月12日、火曜日の放課後。黒石さんと永井さんは、友人らと遊ぼうと近所の公園へ自転車を走らせていた。北区ひよどり台3の幹線道路で、バス停近くの歩道に女性が倒れているのに気付いた。
女性はけいれんしており、「このまま放置してはいけない」と思った黒石さん。とっさにスマホを取り出し、シリを立ち上げて「消防車に電話をかけて」と叫んだ。
焦っていたため「救急車」と取り違えたが、シリがきちんと反応し、119番につながった。習い事に向かう途中にたまたま通りがかった芥川さんも合流し、担当者に場所などを伝えた。永井さんは、意識がもうろうとしている女性に「大丈夫ですか」と声をかけ続けた。
6分後、救急車が到着し、女性は搬送された。原因は低血糖で、命に別条はなかったという。
7月24日、3人は神戸北署であった賞の伝達式に出席した。黒石さんは「焦っていたので119番が浮かばず、普段から使っているシリを頼った」と振り返り、永井さんは「表彰されるのは初めてで緊張する」と笑顔。芥川さんは「また困っている人がいたら助けたい」と話した。























