外国人観光客の姿が目立つ姫路城=姫路市本町
外国人観光客の姿が目立つ姫路城=姫路市本町

 姫路市は、2023年度に市内を訪れた観光客数が推計で941万7千人と、前年度に比べて35%増えたと発表した。コロナ禍の収束に伴う観光需要の回復などを受け、姫路城とその周辺を中心に観光客が増加。まつりやイベントの人出が戻ったことも全体を押し上げ、コロナ禍が始まる前の19年度の927万7千人を上回った。(井上 駿)

 市観光コンベンション室によると、直近の20年間で観光客が最も多かったのは、姫路城グランドオープン直後の15年度で1190万2千人。23年度は6番目に多く、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が放送された14年度(914万8千人)などを上回った。