太平洋戦争末期、1945年の6月と7月に、姫路市は2度の大空襲に遭った。あれから80年。祖父母を亡くした黒田権大さん(96)=同市東延末=は、当時の体験を語り部として伝え続ける。「お国のために」と軍に入ることを疑わなかった自身のこと、16歳で体験した空襲の恐怖や悲しみ-。講演は350回を超えた。世界各地で紛争が続く中、黒田さんは「本当の平和への道は今も手探りだ」と話す。(金 慶順)
太平洋戦争末期、1945年の6月と7月に、姫路市は2度の大空襲に遭った。あれから80年。祖父母を亡くした黒田権大さん(96)=同市東延末=は、当時の体験を語り部として伝え続ける。「お国のために」と軍に入ることを疑わなかった自身のこと、16歳で体験した空襲の恐怖や悲しみ-。講演は350回を超えた。世界各地で紛争が続く中、黒田さんは「本当の平和への道は今も手探りだ」と話す。(金 慶順)