天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)を願う鬼追い会式「修正会(しゅしょうえ)」が18日、書写山円教寺(兵庫県姫路市書写)の摩尼(まに)殿で営まれた。たいまつを振り回す赤鬼と青鬼の勇壮な舞に、多くの参拝客が見入った。
同寺開祖の性空(しょうくう)上人が1007年に亡くなって間もなく始まったとされ、千年以上続く。赤鬼は毘沙門天(びしゃもんてん)、青鬼は不動明王の化身で、厄を払う存在とされる。かつて性空上人に仕えた童子の末裔(まつえい)、梅津家が代々担う。
国の重要文化財の摩尼殿であった儀式では、全ての扉が閉じられて堂内は闇に包まれた。僧侶の読経が響き、鐘が打ち鳴らされる中、たいまつと鈴を手にした赤鬼と、宝剣を持った青鬼が登場。床を強く踏みならしながら堂内を歩き回った。
赤鬼を務めて10年という梅津徳人(のりと)さん(37)は「天下太平を祈って舞った。大きな災害のない年になってほしい」と話した。
家族で参拝した曽左小学校(同市書写)5年生の男子児童(11)は「鬼が力強くてかっこよかった」と笑顔。母親(43)は「迫力に圧倒された。家内安全や厄よけなどいろいろとお願いした」と話した。(後藤亮平)























