20日午後7時半ごろ、兵庫県尼崎市に住む美容師の女性(42)が「投資詐欺で500万円の被害に遭った」と110番した。女性は交流サイト(SNS)で知り合った人物から偽の投資話を持ちかけられたといい、県警尼崎北署は詐欺事件として調べる。
同署によると女性は7月、「株や投資の情報が得られる」とかたったLINE(ライン)のグループに参加。そこで「投資家」や「アシスタント」と名乗る男女から株式投資を持ちかけられ、偽のアプリをダウンロードするよう促された。
女性は7月下旬~8月上旬、ATMやネットバンキングで6回に分けて計500万円を振り込んだ。偽のアプリ上では、約2700万円の利益が出ているように見せかけられ、次に約3300万円分の新規株式公開(IPO)への投資として、差額に当たる600万円の送金を求められた。
女性は知人に相談し、詐欺の被害に気付いたという。