姫路市の事件・事故
姫路市の事件・事故

 29日午前11時ごろ、兵庫県姫路市の会社員男性(24)が「警察官を名乗る男に現金155万円をだまし取られた」と県警網干署に届け出た。同署が特殊詐欺事件として調べている。

 同署によると27日、男性の携帯電話に京都府警捜査2課の警察官を語る男から「特殊詐欺のマネーロンダリング(資金洗浄)役の容疑がかかっている」などと連絡があった。その後、大阪府警捜査2課の警察官を名乗る男に代わり、LINE(ライン)電話などを通じて「犯人ではないという金融調査のために預金の全てを振り込んでほしい」などと言われた。同日と翌28日、姫路市内のATMから計155万円を指定された口座に振り込んだという。

 男性は送金後も相手との電話を続けたが、「作業がある」と言って切られた後に音信不通となり、被害に気付いたという。